医院名 |
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医療法人社団 啓明眼科 |
院長 |
五十嵐 陽 |
診療科目 |
眼科 |
住所 |
〒064-0913 北海道札幌市中央区南13条西21丁目3-18 |
電話番号 |
011-561-5500 |
FAX |
011-561-5506 |
白内障は加齢とともに、どなたでもかかる可能性のある病気です。日本国内で年間130万件以上の手術が行われており、手術としては技術的にある程度確立されていると考えられています。 自覚症状としては、視力低下、目のかすみ、まぶしさなどがありますが、近視が進行するなどの症状で見つかることもあります。中には、片目が見えるために進行しても自覚症状のない方もいらっしゃいます。ある程度進行を抑える点眼液はありますが、白内障が進行した場合には、手術以外の方法はありません。目の手術となると、多くの方は恐怖心を持ちますが、白内障の手術は時間も短く、麻酔も含めて痛みを感じない無痛手術といえますので、ご心配も少ないと思います。 |
緑内障は現在、成人の失明原因の第1位です。40歳以上になると20人に1人、70歳以上では10人に1人ぐらいの割合で発症することが知られていますが、初期には自覚症状がほとんどないために約半分の方が治療を受けていないともいわれています。そのため、40歳以上の方は一度緑内障も含めた目の検診を受けることをお勧めします。緑内障と診断された場合でも早期であれば、点眼薬で進行を抑えていけることが多く、やはり早期に発見することが重要です。 |
糖尿病の患者数は日本国内でも740万人を超え、増加の一途を辿っています。糖尿病の合併症である糖尿病網膜症は失明につながる疾患として、糖尿病の患者様には注意が必要です。糖尿病網膜症によって年間3000人が失明しているといわれています。初期には自覚症状がないために、発症していることを自覚しない場合もあります。特に糖尿病のコントロールの悪い方、糖尿病と診断されて10年以上経過している方は、網膜症を発症している可能性が高く必ず眼底検査が必要です。治療についてやはり早期に発見することが重要で、増殖糖尿病網膜症に移行する場合は、レーザー治療で進行を食い止めていきます。 |
加齢とともに、涙液の分泌量が低下するために起きる病気ですが、お仕事でパソコンの画面を長時間見ること、冷暖房設備の充実による室内の温度が低下、コンタクトレンズの使用などにより患者さんは男女を問わず増加傾向にあります。 涙の量が減少する以外にも、眼球表面の水分が蒸発しやすい状況により発症することもわかってきました。症状としては以下のようなものがあります。
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人工涙液、ヒアルロン酸などの点眼液やムチンという物質を増加させる点眼液による治療を中心とします。
重症例には、シリコン製のやわらかい涙点プラグというものを涙の通り道に挿入し、涙が鼻の奥に流れないようにして目の表面を潤す手術をすることもあります。
現在、日本人の2人に1人は何らかのアレルギー疾患に罹患していると考えられており、その数は増加傾向にあります。眼科領域では、特にアレルギー性結膜炎として目のかゆみ、まぶたの腫れ、目やに、涙目など症状があります。花粉症として、1年の中でも特定の時期に症状が強くなる場合もありますが、中には、通年性で1年中かゆみなどの症状が継続することもあります。
治療としては、症状に応じて、各種抗アレルギー薬やステロイドの点眼液の組み合わせで、1日3回から4回程度使用します。目の症状以外にも、鼻炎や皮膚の症状を伴えば、点鼻薬や内服薬などの併用をすることもあります。